WorkWithPlus では、特定の列でグループ化したレコードと組み合わせてグリッドを表示することができます。これはデザインを行う際に (インスタンス内で) 定義するか、グループ化に使用可能な列を有効にすることで、エンドユーザーは実行時にグループ化する列を選択できるようになります。グリッドに集計値がある場合、レコードの各グループには小計が表示されます。

特定の列でグリッド内のレコードをグループ化するには、2 つのオプションがあります。これは、[Grid] ノードの [Group] プロパティに定義されています。
[Grid] ノード -> [Group] プロパティで値に [Fixed] を指定した場合
指定した列でグリッド内のレコードがグループ化されます。エンドユーザーによる変更はできません。
[Grid] ノードの [Fixed group field] プロパティで、グループ化する列を指定する必要があります。
[Grid] ノード -> [Group] プロパティで値に [Multiple options] を指定した場合
エンドユーザーは、実行時に (WorkWithPlus のインスタンスで定義されている) グループ化が可能な列の中からグループ化する列を変更することができます。
このオプションを選択した場合は、実行時にグループ化するグリッド内の項目属性について、[Allow Grouping] プロパティを [True] に設定する必要があります。次に [Grid] ノードの [Default group column] プロパティの値を設定する必要があります。ここで指定した列が、グリッドを初めてロードした際、レコードのグループ化に使用できる列になります。
グループ化のいずれのシナリオにおいても、グループ行に表示されるキャプションを定義する [Group caption] プロパティを設定する必要があります。値を <default> にすると、[WorkWithPlus Settings] -> [Labels] -> [Group Caption] から値が取得されます。
[WorkWithPlus Settings] -> [Labels] ノード -> [Group Caption] プロパティでは、<ATT_DESCRIPTION>、<ATT_VALUE_DSC>、および <GROUP_COUNT> のタグを付けることができます。
例 1:
- グループ列: ステータス
- [Group Caption] の値: 書式 ('%1: %2', <ATT_DESCRIPTION>, <ATT_VALUE_DSC>)
- 実行時、各グループ行は次のように表示されます:
- ステータス: 開始済み
- ステータス: 終了
- ステータス: キャンセル
例 2
- グループ列: ステータス
- [Group Caption] の値: 書式 ('%1: %2' (%3), <ATT_DESCRIPTION>, <ATT_VALUE_DSC>,<GROUP_COUNT>)
- 実行時、各グループ行は次のように表示されます:
- ステータス: 開始済み (74)
- ステータス: 終了 (52)
- ステータス: キャンセル (59)
[WorkWithPlus Settings] -> [Objects] ノード -> [Calculate Group Totalizers] プロパティは、各グループ行の集計値の計算を実行するプロシージャー名で定義されています。 |