[Grid] の項目属性ノード

 

[Grid] の項目属性ノードには、次のプロパティがあります:

  

[Attribute]: 項目属性の名前です。
[Description]: 項目属性のデスクリプションです。グリッド内の項目属性の列タイトルを示しますたとえば、項目属性である [PersonFullName] およびデスクリプションである [Full Name] を次に示します:

 

[Sortable By Title]: 列をクリックすることによって、並べ替えを実行するかどうかを指定します。この並べ替えはサーバー側で実行されるので、表示されているレコードだけでなく、すべてのレコードの並べ替えが実行されます。このプロパティの値には次のものがあります:

- <default>: 値は、[WorkWithPlus for Web Settings] -> [Grid] -> [Sortable By Titles] プロパティから取得されます。
- [True]: 列をクリックすることで、その項目属性によってレコードの順序を昇順または降順に並べ替えることを可能にします。
- [True (<項目属性名>)]: 列をクリックすることで、その [Order] によってレコードの順序を昇順または降順に並べ替えることを可能にします。[Order] は、[Orders] の子ノードです。たとえば、[PersonFullName] には次のようなオプションがあります:

タイトルでの並べ替えは、GeneXus グリッド、ColumnsSelector グリッド、または GXUI グリッドで使用できます。

タイトルでの並べ替えの画像例の表示、および詳細については、次のリンクを参照してください: タイトルでの並べ替え <

[Conditional Formatting]: その列に別々の書式を適用するための条件を指定します。既定は空白ですが、必要な数だけ追加できます。

例:

条件付き書式機能の詳細については、リンク先を参照してください。

[Link]

[Autolink]: パターンのほかのインスタンスへのリンクをそのデスクリプション項目属性を介して生成するかどうかを指定します。変更しているグリッドの項目属性が一部のトランザクションのデスクリプション項目属性を示す場合にのみ適用されます。項目属性がグリッド内にあることを除き、項目属性ノード内の [Autolink] プロパティと同じ意味です (この例を表示するには、項目属性ノードを開いてください)。

[Form]

[Visible]: 項目属性がそのグリッド内に表示されるかどうかを指定します。
[Theme class]: 項目属性のテーマクラスです。このフィールドが空の値の場合、項目属性に割り当てられるテーマクラスは、[WorkWithPlus Settings] > [Theme] ノード内の [Attribute]、[Readonly Grid Attribute]、および [Readonly Grid Blob Attribute] の各プロパティから適用されます。
[Description Theme class]: グリッド内の項目属性には適用されません。

[Visible Condition]:

項目属性を表示するか非表示にするかを決定する条件を指定します。

[Column class]:

グリッド列に適用する列クラスを指定します。

[Control Info]

[Control Info based on]: 項目属性のコントロール情報が基づくドメインまたは項目属性を指定します。

[General]

[Width]: 項目属性が表示される列の幅を指定します。値を「0」にした場合は、項目属性の定義内の [Autoresize] プロパティに基づいた値になります。これは、編集可能な項目属性と読み取り専用の項目属性に適用されますが、ColumnsSelector グリッド内には適用されません。
[Title Category]: この変数を含めるカテゴリの名前を指定します。次のリンクに、例を示します: Grid Category

例 1

Person トランザクションの第 2 レベル内の項目属性「PersonComments」の [Width] を 500px に設定すると結果は次のとおりです:

例 2

Selection オブジェクトのグリッド内の項目属性「CompanyDescription」の [Width] を 150px に設定すると結果は次のとおりです:

[Responsive Customization]

[Visible (Extra Small)]、[Visible (Small)]、[Visible (Medium)]、[Visible (Large)]:

これらのプロパティでは、さまざまな大きさのブラウザーで項目属性を表示するかどうかを設定できます。たとえば、ブラウザーが Large サイズの場合はその変数を表示し、ブラウザーが Extra Small サイズの場合は非表示にするように設定できます。これらのプロパティでは [True] または [False] の値を指定できます。

[Columns selector]

[Visible by default]: 既定で項目属性がグリッド内で表示されるかどうかを指定しますつまり、ページが初めてロードされる際に、項目属性が表示されるかどうかを指定します (例: WWPerson)。[Columns selector] プロパティを含んでいるノードの場合、そのプロパティが [True] の場合にのみ、Selection および Grid tab のオブジェクトに適用されます。項目属性の [Visible] プロパティが [False] の場合、項目属性が表示されないため、このプロパティは有効ではありません。

たとえば、WWPerson では、グリッドの項目属性に次のプロパティを設定します:

- [PersonFullName]、[PersonEMail] >> [Visible by default]: True 

- [PersonPhone]、[CountryName]  >> [Visible by default]:
False (最初は表示されませんが、ユーザーはこれらを表示するように設定できます)

- [CountryCityName] >> [Visible]: False (表示されず、ユーザーはこれらを表示するように設定できません)

グリッド内の [Columns selector] プロパティは [True] である必要があります。次に、パターンを適用して、アプリケーションを実行します:

アプリケーションのロード時に表示される項目属性は、[Visible by default] プロパティが [True] の項目属性です。次に、列を編集するオプションを表示します:

非表示に設定されている項目属性は、[PersonPhone] および [CountryName] (その [Visible by default] プロパティは [True]) ですが、[CountryCityName] はその [Visible] プロパティが [False] であるため、その一覧内にありません。

列の選択の詳細については、次のリンクを参照してください:
Column Selector <

[Export]

[Include In Export]: 項目属性が Excel のエクスポートに含まれるかどうかを指定します。このオブジェクトに [StandardAction (Export)] が有効な場合にのみ適用されます。

[Export Report]

[Include in Export Report]: 項目属性が PDF レポートに含まれるかどうかを指定します。このオブジェクトに [StandardAction (Export Report)] が有効な場合にのみ適用されます。

[Export CSV]

[Include in Export CSV]: 項目属性が CSV ファイルに含まれるかどうかを指定します。このオブジェクトに [StandardAction (Export CSV)] が有効な場合にのみ適用されます。

[Include in Export]、[Include in Export Report]、および [Include in Export CSV] の各プロパティに設定できる値は、[<default>]、[True]、および [False] です。<default> 値の場合は、以前のバージョンと同じ動作になります (グリッド内で表示される場合にのみ含まれます)。このプロパティが [True] の場合は項目属性/変数が含まれ、[False] の場合は含まれません。

[Title Filter]

[Include Title Filter]: この項目属性の列タイトルフィルタを含めるかどうかを指定します。有効な値は次のとおりです:

[True] の場合は、[Title Filter Definition] という名前の新しいプロパティが表示されます。このプロパティでは、タイトルフィルタの定義を設定から取得するか (設定内の前と同じノード)、その項目属性用に特別にカスタマイズするかを指定します。このプロパティの値が [Custom] の場合、次のプロパティが表示されます:

[Search Box]: その項目属性で、タイトルフィルタ内に検索ボックスを含めるかどうかを指定します。有効な値は次のとおりです:

  • [None]: 検索ボックスは含まれません。
  • [Single]: 検索ボックスが 1 つ含まれます。
  • [Range]: ユーザーがデータ範囲を指定してフィルタを適用できるように、検索ボックスが 2 つ含まれます。

[Search Box Condition]: その列レコードにフィルタを適用するのに使用する条件を指定します。空白にした場合は既定の条件が使用されます (たとえば、Varchar または Character の場合は like を使用して検索が実行されます)。
[Data List]: 項目属性の列タイトルに、適用可能な値のリストを設定するかどうかを指定します。このプロパティのオプションは次のとおりです:

  • [Dynamic]: その列の実際の値のリストが含まれるようになります。この検索はサーバー側で実行されるため、現在のページの値だけでなく非表示のページの値も表示されます。

  • [Fixed]: 固定されたアイテムのリストが含まれるようになります。項目属性に列挙値が含まれている場合、または項目属性が固定アイテムの設定されたコンボボックスである場合に使用できます。項目属性でこの値を選択すると、新しいプロパティが表示されます。そのプロパティで、リストに表示する固定値を指定する必要があります。項目属性に列挙値が含まれている場合、または項目属性がコンボボックスである場合は、リストのこの値が自動的に取得されます。それ以外の項目属性の場合は、アイテムをコンマで区切って指定する必要があります。例: 1:Male, 男性,2:Female, 女性 (「1」は値、「Male」は名前、「男性」は説明です。)

  • [None]: その列の適用可能な値のリストは含まれません。

[Allow Multiple Selection]:グリッドのタイトルに関連付けられているフィルタに、リストから複数の項目を選択するためのオプションを含めるかどうかを指定します。このプロパティは、同じノード内の [Data List] プロパティの値が [Fixed List] または [Dynamic List] の場合にのみ有効になります。

[Allow Multiple Selection] プロパティを [True] に設定した例

[Allow Multiple Selection] プロパティを [False] に設定した例


[Data List Include Total Records]: データアイテムの横に、その値を持つレコードの数を含めるかどうかを指定します。[Data List] が [Dynamic] の場合にのみ適用されます。
[Data List Update Minimum Characters]: 動的リストの値を更新するために検索ボックスに入力する必要がある最小文字数を指定します。値が 0 の場合、検索ボックスは空白にすることができ、その場合も動的リストは表示され、更新されます。[Data List] が [Dynamic] の場合にのみ適用されます。
[Data List Max Values]: 動的データリストに表示するアイテムの最大数を指定します。

タイトルフィルタの詳細については、次のリンクを参照してください:タイトルフィルタ

[Fixed value filters]: タイトルフィルタに追加する、固定値の含まれたフィルタを指定します。このプロパティの例として、グリッドの ProjectEstimatedFinishDate 項目属性を使用してみましょう。このプロパティを初めてクリックしたのであれば、固定値フィルタはありません:

 [追加] ボタンをクリックし、リストからフィルタを 1 つずつ選択する必要があります:

フィルタは必要な数だけ追加できます。この例では、次のフィルタを追加しました:

使用できる固定値フィルタは、WorkWithPlus 設定の [Filters] -> 各演算子で Fixed value または Fixed range の演算子として定義されているものです。

実行時、タイトルフィルタには、タイトルフィルタのプロパティで定義されたものと、それらを選択するためのフィルタが表示されます。

 項目属性が数値の場合は、[Totalizer] という別のプロパティが表示されます:

[Totalizer]: 項目属性に設定する集計値の種類 (合計、平均、数、最小値、最大値、なし) を指定します。有効な値は次のとおりです:

[Sum] または [Average] を設定した場合は、実行時にどのように表示されるかプレビューできます:

実行時には、それぞれの集計値の値が書式設定されて表示されます:

[Group] カテゴリのプロパティ:

これらのプロパティは、グリッドのレコードのグループ化に関連したもので、[Grid] ノードの [Group Type] プロパティが [Multiple options] の場合にのみ適用されます。次のリンクに、この機能の例を示します: 列のグループ化

[Allow Grouping]:

エンドユーザーがグリッド内のレコードをこの列でグループ化できるかどうかを指定します。 

[Group Caption]:

この列を選択した際にグループ行に表示されるキャプションを指定します。値を <default> にすると、[WorkWithPlus Settings] -> [Labels] -> [Group Caption] から値が取得されます。

[WorkWithPlus Settings] -> [Labels] ノード -> [Group Caption] プロパティでは、<ATT_DESCRIPTION>、<ATT_VALUE_DSC>、および <GROUP_COUNT> のタグを付けることができます。

例 1:

例 2

[Group Field]:

グループ化するためにこの列を選択した際に、WorkWithPlus がグリッド内のレコードをグループ化するために使用するフィールドを指定します。多くの場合、このプロパティは [<default>] に設定され、項目属性自体が使用されます。しかし、別のトランザクションの推論された項目属性を使用するような一部のケースでは、パフォーマンス向上のためにここを選択して外部キー別にすることを選べます。

[Fix Column]

このカテゴリは、Standard Action がグリッド内にある場合にのみ表示されます。

[Fixed Column]:

実行時にエンドユーザーがアクションを固定できるかどうか (グリッドの左側または右側への固定、あるいは固定しない) を指定します。

[Fixed by default]:

ページがロードされた際に (エンドユーザーの規定の設定によって) アクションを固定できるかどうかを指定します。